2010年10月06日

9月の本読み(2010年)

 8月はぐんぐん本を読むスピードがあがった反動か、今月は今ひとつ読書はかどらず。

9月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2524ページ

戸村飯店青春100連発戸村飯店青春100連発
青春とは、考えなくていいところまで一所懸命考えて、考えて、悩んだり、思い違ったりしながら、時間を無駄にできる貴重な時代なんだと思った。一所懸命考えて、くねくねと回り道ができる戸村兄弟が、かわいくてしかたなくなる。自分にもこういう時間が流れていたことを、思い出させてくれる。あぁ、青春まさに100連発!
読了日:09月28日 著者:瀬尾 まいこ
アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界アルベール・カーン コレクション よみがえる100年前の世界
BSドキュメンタリーで見て、いっぺんに魅了された世界が、本になってもやはりすばらしかった。ほんの100年ほど前の世界なのに、こうして写真で目にすると、まさに劇的に世界が変わっていったんだと思い知らされる。今回は図書館で借りたけれど、いつかちゃんと買って手元に置きたい。
読了日:09月25日 著者:デイヴィッド オクエフナ
プロムナードプロムナード
書くことが楽しくて、文章で表現したいことがたくさんあるんだということが、そこかしこから感じられるエッセイ。どんな人物が書いたかは、物語には無関係なんだとは分かっているけれど、書きたくてたまらないと思って書きあがった作品だと分かったら、妙に嬉しくなった。奇をてらったところがない、淡々とした読み口に好感がもてる。
読了日:09月24日 著者:道尾秀介
親指の恋人親指の恋人
可愛らしげな表紙とタイトルと、その中身とのあまりの落差に騙されてしまった。生きてればいいことがあるとか、辛くてもがんばれば報われると思っているわけではないけれど、それでもこの虚しい感じはなんだろう。樹里亜のために就職するといいながら、面接でやる気のなさを指摘されてしまう澄雄。お金のため、生活のためにやる気が出せないようで、果たして樹里亜とやっていけたのかと、意地悪く見てしまったのは、自分が大人になったからだけじゃないと思いたい。
読了日:09月20日 著者:石田 衣良
ふたりの証拠 (Hayakawa Novels)ふたりの証拠 (Hayakawa Novels)
油断していたら、最後に一気に混乱して、そこだけ3回くらい読み直してしまった。一人称でしか語られなかった『悪童日記』と違い、それぞれに名前が与えられると、それだけで人の温度を感じられるようになる気がした。
読了日:09月14日 著者:アゴタ クリストフ,アゴタ・クリストフ
47都道府県 女ひとりで行ってみよう47都道府県 女ひとりで行ってみよう
誰とも話せなくて、食べ物屋さんを眺めて悩んで入れなかったり、分かる、分かるな〜。自分が住むところで、作者がなにを感じているのか気になってどきどきしながら読み、行ったことのある場所はそのときのことが思い出されて、知らない場所では想像がふくらみ、全部それぞれ違うふうに楽しめた。人の旅の話はおもしろくないかもと書いてあったけれど、十分におもしろい!
読了日:09月07日 著者:益田 ミリ
チャイルド44 下巻 (新潮文庫)チャイルド44 下巻 (新潮文庫)
上巻での八方ふさがり的な息苦しさが、下巻で少しずつほどかれていく。その、じわりとした、ささやかな希望が、権力を持たない庶民にもたらされるところに、救いを感じる。この物語は終わっても、レオたちの生活は続いてゆくし、今あるものが明日の保障もないことは、物語の中でいやというほど味わっているだけに、ラストが思っていたよりもずいぶんと爽やかだったことにほっとした。妻のライーサが言うように、どんな状況にあっても希望を持ち続けることを諦めない主人公レオは、強かった。
読了日:09月05日 著者:トム・ロブ スミス
チャイルド44 上巻 (新潮文庫)チャイルド44 上巻 (新潮文庫)
断片的なエピソードがなかなかつながってゆかず、少し焦れるけれど、それでも続きが気になって読むスピードがあがっていった。スターリン政権下の生活というのは、こんなにもビリビリしていたのかと思うと、読むだけで胃が痛くなる。ここに描かれた国家で、心底明るい未来を思い描ける人は、いったいどれだけいたのだろう。
読了日:09月03日 著者:トム・ロブ スミス

読書メーター
posted by あんく at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ○月の本読み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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