2010年11月21日

10月の本読み(2010年)

10月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2219ページ

横浜異人街事件帖横浜異人街事件帖
幕末期の横浜。異人たちが町の風景の一部になっている日常と、そこに起きるさまざまなできごとが淡々としていながら、生き生きと描かれている。攘夷だ、開国だと熱くなることはなく、地に足が着いた感じが好感度大。人物に注がれるまなざしも、ほんのりと温かみがあって、他の作品も読んでみたくなる。
読了日:10月28日 著者:白石 一郎
ふしぎ列車はとまらない―おばけ美術館〈3〉 (ポプラの木かげ)ふしぎ列車はとまらない―おばけ美術館〈3〉 (ポプラの木かげ)
美術館の絵と、吹雪、列車にどんなつながりがあるのか想像がつかず、ちょっとしたミステリー気分で楽しめた。絵にまつわる思いがあふれ出る終盤は、思わず泣けてしまった。まだ続きがあるようなので楽しみ。
読了日:10月25日 著者:柏葉 幸子
虚擬街頭漂流記虚擬街頭漂流記
そういう狙いだとは思うが、途中で露華の体験なのか、ママの記憶なのか分からなくなって混乱する。この二人の関係をめぐる事実が、もっと絡み合うようなものを思わせながら、結局は尻すぼみだったのはもったいなかった気が。しかし、あの西門町の描写は町の風景が本当に浮かび上がってくるようで、それだけでゾクゾクした。
読了日:10月22日 著者:寵物先生
絶叫委員会絶叫委員会
言葉っておもしろいなぁ。一文字違うだけで、こんなに笑える。いちばん笑ったのは、「夏にフィーバーは暑いよね」。フィーバー=熱のことなのかとか、サタデーナイトフィーバーってあったよね、トラボルタのあの衣裳は時代を感じさせるなとか、これだけいろいろ想像してしまえた。
読了日:10月17日 著者:穂村 弘
新・御宿かわせみ (文春文庫)新・御宿かわせみ (文春文庫)
東吾と源三郎のコンビが見られないのが寂しいけど、麻太郎たちの若さは初めのころの「かわせみ」を思わせて、気持ちがいい。花世の勝ち気な感じが、かわいらしくてほほえましい。新暦に慣れない様子や、江戸が東京に変わっていくさまも面白い。
読了日:10月15日 著者:平岩 弓枝
愛は苦手愛は苦手
作者、実は女性なのでは?という思いがますます強くなる。人に見せたり、口に出したりしないけど、40歳も過ぎると女性もいろんなことを考えるもの。さらりとしているけれど、自分でも蓋をしているところを覗かれたような、ちょっとくすぐったい感じがする。輝かしくはないけど、若くなくなることも幸せだと思えてくる。
読了日:10月14日 著者:山本 幸久
皇后ジョゼフィーヌのおいしい人生皇后ジョゼフィーヌのおいしい人生
愛人を作ったり、結婚を画策したり、恋愛の域を越えてほとんど仕事。貴族生活もこうしてみると優雅とは程遠い。ナポレオンも、当時としてはかなり規格外な感じで、現代風。藤本作品にしては、毒気控え目で少し物足りないかな。
読了日:10月06日 著者:藤本 ひとみ
第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)第三の嘘 (ハヤカワepi文庫)
なにが真実なのか、読めば読むほど分からなくなって、前二作で描かれた物語が全く違うものに変わったのは、これぞ読書の醍醐味という気分。悪童日記での双子の無感情がそら恐ろしかったけれど、その反動のような強い感情に揺さぶられる。ただ、また読みたいとは思わないかな。
読了日:10月02日 著者:アゴタ・クリストフ

読書メーター
posted by あんく at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ○月の本読み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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